投手としての限界説に異論 米敏腕記者が大谷翔平の“不撓不屈の精神”を訴える「彼の成功に疑った者は間違っていた」
2度目のトミー・ジョン手術の施行となる18か月のリハビリ期間が必要と考えられている。そうなれば、投手としての復帰は25年以降になる。ゆえに「投打でこのレベルで活躍するために、大きな負担をかけている傾向になり始めているのかもしれない」(元ヤンキース、バーニー・ウィリアムス氏談)といった厳しい見方が飛んでいるのも事実だ。
ただ、大谷はこれまでも幾多の困難や懐疑論を打ち消し、二刀流の価値を高めてきた。そんな不撓不屈の精神を持つ日本人スターの再起に期待をする声もある。
米スポーツ専門メディア『The Athletic』のケン・ローゼンタール記者は、米ポッドキャスト番組『Foul Territory』で2度目のトミー・ジョン手術について「前例はあるが、簡単なことではない。2回目となると成功率は下がる傾向にある」と強調。そのうえで願望を交えた持論を語っている。
「我々は過去に『オオタニは成功なんかできない』としていた。けど、それは間違っていたということを彼は示した。彼の成功に疑いを持った者は全員が間違っていたんだ。だから、彼の未来について予想する際には、そのことを忘れるべきではない」
今オフにはFA(フリーエージェント)となる大谷にとって、打者としての活躍が当面の目標となる。そのなかで、どのような処置を受けて投手としてカムバックを果たすのか。大型契約の行方が注目される男の復活劇には、多くの人々が関心を寄せるに違いない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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