投打二刀流は当たり前じゃない 米殿堂入り投手が大谷翔平への“風潮”に異論「俺がオオタニの話をすると怒るやつらもいる」
そんな米球界の酸いも甘いも知るOBは以前から大谷を「地球上で最高の選手」と称えてきたわけだが、今も称賛の言葉は尽きないという。現地時間10月1日に米版『Yahoo! Sports』のポッドキャスト番組「Boardroom」に出演したサバシア氏は、「野球の歴史において、オオタニとジャッジはどれくらいの位置にいる?」と問われ、「俺がオオタニの話をすると怒るやつらもいるけど、彼は俺が現役だった時に1イニング見ただけで、『俺が見た中で最高の選手だ』と思ったよ」と再強調。そして、偉才への想いを朗々と語った。
「身体がデカくて、速くて、強い。そして誰よりも遠くにボールをかっ飛ばすし、投げるボールだって速い。本当に信じられない存在だよ。正直に言ってオオタニと比べられる相手はいない。よくベーブ・ルースと比較されるけど、彼ですらオオタニに匹敵するとは思わない。そんな選手はいないんだよ」
さらにサバシア氏は、二刀流継続が「当たり前」と見る風潮に異論も唱えている。
「毎日のように俺は感嘆とさせられるんだ。オオタニにね。人々はちょっと彼の存在価値を当然のように思っている節があるけど、あんな選手は二度と現れないってことをもっと感じてほしい。もちろん、投打二刀流をやる選手は出てくると思うけど、あれだけのレベルで両方をこなせる選手は絶対に出てこない」
百戦錬磨のレジェンドに、ここまで言わせてしまう大谷は、緊張のブルワーズ戦でいかなる活躍を見せるか。その一挙手一投足には、文字通り世界の熱視線が注がれている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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