「金持ちは金持ちになる」ブルワーズ監督が圧倒されたドジャースに本音吐露 大谷翔平の“偉業”に絶句「球数制限をしてやりたい」
策を講じた指揮官も伝説のワンマンショーに息をのんだ。現地時間10月22日に米紙『New York Post』のポッドキャスト番組『The Show』に出演したマーフィー監督は、「彼はスイーパーを投げ、速球を投げ、カッターも投げる。頼むよって感じだよ。球数制限をしてやりたいぐらいだ」と苦笑い。そして、メジャーリーグ史上初となる「1試合3本塁打&10奪三振」の偉業に対する率直な想いを語っている。
「彼の成し遂げたことはまさに信じられないことだった。他に何と言えばいいだろうか。つまり彼は特別だったんだ。こっちを完全に掌握したからね。左打者には変化球、スライダーをゾーンに落とし込んでアウトを取っていたし、落ちる球は深みがある。狙って踏み込めば、97マイル以上の速球がインコースにズバッと食い込んでくる。どうしようもなかった」
勝ち上がってきた勢い、そして万全のコンディション調整。ありとあらゆる面でドジャースとは歴然とした差があった。シリーズ全体を「ミスを許容する余地がなかった」と振り返った66歳の智将は、恨み節にも似た本音を漏らしている。
「我々は何時間も費やして(先発投手の使い方に関する)計画を練っていたんだ。なぜなら、我々には真の先発投手と言えるような選手が少なかったからね。怪我人が相次いで、不運に見舞われた小規模市場のチームだったんだよ。結局のところ、資金力の差は層の厚さの違いに繋がる。我々のようなチームは最終的にただの寄せ集めのようになってしまう。最後はチーム内部でやり繰りするしかない。この先、金持ちは金持ちになり、我々のようなチームのシリーズ突破はますます難しくなると思う」
最後の最後まで自チームの選手たち「よくやったと思う」と慮ったマーフィー監督。だが、彼の口にした正直な言葉の数々には、力負けを喫した事実への悔しさが強くにじみ出ていた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】ヤ軍伝説ジーターが異論 衝撃の10K&3HRでも大谷翔平を“史上最高”としない理由「まだ長いキャリアの積み重ねが必要だ」
【関連記事】「俺らとは全く次元が違う」大投手カーショーが見た衝撃の10K&3HR 大谷翔平の伝説試合後に繰り返した「ありえない」
【関連記事】「本当になんてやつだ…」大谷翔平の伝説的な3HR&10Kにブルワーズナインは何を思ったのか 敵ベンチにも溢れた「史上最高」への興奮






