ド軍の苦境で大谷翔平の負担は増大? 米司会が起用法に懸念「ふたたび壊れてしまう確率は五分五分じゃないか」
ドジャースの苦しい状況下でプレッシャーも高まっている大谷(C)Getty Images
苦しいチーム状況下にあって、投打二刀流をこなす偉才は気を吐いている。
現地時間8月13日、ドジャースの大谷翔平は、敵地で行われたエンゼルス戦に「1番・投手兼指名打者」で先発登板。打ってはマウンドに上がる前に初回の第1打席に右翼線に三塁打を放つなど4打数1安打と活躍。投げては4点を失ったが、4回1/3(80球)を投げて、無四球、7奪三振と好投した。
もっとも、チームはエンゼルスにシリーズをスイープされる4連敗。地区優勝争いを続けるパドレスにも首位の座を明け渡し、苦境に立たされている。
そうした中で投打に違いを生み出す大谷にかかる期待は増大している。かつて「ヒリヒリするような9月を過ごしたい」と語っていた偉才の真価が問われていると言っていい。
無論、プレー強度も高まってくることを考えれば、“依存”すれば負担は増していく。そうなれば、大谷には怪我の懸念も付きまとう。
大谷の負担を減らすべきか否かは、米メディア内でも議論の的だ。MLB公式ネット局『MLB Network』の番組「MLB Now」のホストを務めるブライアン・ケニー氏は、「彼がメジャーリーグでフルシーズンに渡って二刀流をやりきったのは、2回しかない。8シーズンのうち2回だ」と指摘。「ショウヘイ・オオタニはたしかに唯一無二の存在だ。今年は素晴らしいシーズンを送っている。ただ、普通の先発のように投げさせ続ければ、リーグ最高の打力を失うリスクがある」と論じた。






