2位陥落の急失速 なぜド軍は負けが増えているのか? 懸念される“投手・大谷”の起用法「彼のために誰かが多く投げる必要がある」

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大谷の起用法はドジャースの負担となっているのか(C)Getty Images

 世界一軍団が“スランプ”に陥っている。現地時間8月13日、ドジャースは敵地でのエンゼルス戦に5-6と敗戦。今季のエンゼルス戦は6試合全敗しただけでなく、直近10戦で6敗目となり、ナショナル・リーグ西地区の優勝争いでも2位に後退した。

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 怒涛の快進撃で首位に立ったパドレスとはまだ1ゲーム差。チームのメンターであるムーキー・ベッツが「気にしすぎるのは良くない」と言うように悲観しすぎる状況ではない。ただ、取り巻く空気は重いのも事実だ。

 とりわけ問題視されているのは、ブルペン陣の負担過多。タナー・スコット、カービー・イェーツ、マイケル・コペック、ブロック・スチュワート、エバン・フィリップス、ブルスター・グラテロルなど軸として想定してきたタレントが相次いで故障。離脱を余儀なくされたために、編成が満足に回らない状態となっている。

 そうした中で先発投手の起用法にも余波は広まっている。中継ぎ陣の負担を減らそうと考慮した場合には、先発投手がイニングを消化するのは定石。だが、今季のドジャースは、大谷翔平やブレイク・スネル、タイラー・グラスノーなども故障の不安を抱えており、負荷を強められない現状があるのだ。

 とりわけ懸念が示されるのは、「投手・大谷」の起用法だ。

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