2位陥落の急失速 なぜド軍は負けが増えているのか? 懸念される“投手・大谷”の起用法「彼のために誰かが多く投げる必要がある」
右肘側副靭帯損傷の大けがから復帰した今季の大谷は、ここまで23.1イニングを消化。スモールサンプルながら、防御率3.47、奪三振率12.34とエース級の数字は残している。そうした中でポストシーズンでの負担増加を見越しているデーブ・ロバーツ監督は、「今季は5回が最長になると思う」と明言。レギュラーシーズン中は5回以上を投げさせない方針をはっきりと宣言している。
本来ならば、もっと投げてもらいたいというのは本音だろう。実際、ロバーツ監督の心情を慮る識者は少なくない。MLBの公式ネット局『MLB Network』の番組「MLB Now」に出演した元メッツのGMでもあるスティーブ・フィリップス氏は、「彼は2度も大きな故障歴があって、メジャーでも一番守られてきた投手だ」と指摘。その上で、編成に携わる側の人間からの視点を論じた。
「今のオオタニを中心にチームを編成するのは本当に難しいことなんだと思う。なぜなら彼だけの問題じゃないからだ。ブルペンをどう使うかも考えなければいけない。彼のために誰かが多く投げる必要がある。全てのマネージメントを変えざるを得ないから、本当に悩みは尽きないと思う」
果たして、この苦境をドジャースはいかに脱するのか。ふたたびの世界一に向け、スター集団の真価が問われそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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