大谷翔平はWS出場継続に黄信号? 大投手も苦労した亜脱臼の“回復プロセス”とは「自分は1年に13回も脱臼した」
実際、ここでの回復プロセスを怠れば、長期的な影響も出かねない。米スポーツ専門局『FOX Sports』の解説を務め、MLB通算213勝を挙げた大投手ジョン・スモルツ氏は「脱臼がどれぐらい深刻かというと、自分は1年に13回も脱臼したことがある」と語っている。
また、深刻な亜脱臼であった場合には中期的な離脱は避けられない。精密検査で判明する重症度によってその後の評価は変わるものの、21年4月に同じく左肩を亜脱臼したフェルナンド・タティスJr.(パドレス)は10日の故障者リスト入り。その後に幾度となく同箇所を脱臼しており、大谷も同様の可能性はあると言えそうだ。
試合後の会見でデーブ・ロバーツ監督は「(大谷は)筋肉に大きな影響はないし、可動域も良好だった」と説明。それでも「検査をするまで推測はできない」と強調しており、依然として楽観視はできず、精密検査を受けさせる方針であることも明かした。
第3戦は中1日でニューヨークに場所を移して行われるが、大谷の起用法はどうなるか。一両日中に実施される検査結果が注目される。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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