大谷翔平の走塁判断をロバーツ監督は"思考停止"と断罪 米メディアも「スーパースターは走るべきときに走らなかった」
するとベンチレポーターのケン・ローゼンタール氏が3回にドジャースのデイブ・ロバーツ監督に、大谷の走塁判断について直撃。
指揮官は「よく分からないね。ボールはグラウンドの中央に飛んだわけだけど、彼(大谷)は思考が止まって固まってしまったんじゃないかな」と厳しく追及。「流れがあちらに傾いてしまったところがあるんで、なんとか引き戻したいね」と言葉を続けたのだ。
このプレーに対しての指摘は試合後も続いた。ドジャース専門メディア『Dodger Blue』で公開された試合後インタビューの中でロバーツ監督は初回の走塁について「打球は二遊間に転がったわけだから、ショウヘイは(本塁に)行かなくてはならないことはわかっていたはずだ。でも(三塁に)とどまってしまった。言い訳はできない」とバッサリ。チームが先制できるチャンスだっただけに終始、厳しい表情だった。
この大谷批判をメッツの地元紙『New York Post』も大きく取り上げた。
「デイブ・ロバーツはオオタニの“思考停止”に不満げな様子だった」とタイトルカットをつけた記事を配信。同記事の中でドジャースの初回の攻撃内容について「先制が楽勝と思われた1回の無死二、三塁のシーンで、スーパースターは三塁でフリーズしてしまい、走るべき時に走らなかった」と記した。
結果的に初回の好機を得点に結び付けられず無得点。「ロバーツ監督は3回表になってからそのことを訊かれ、残酷なほど正直に想いを明かしたのだ」と試合中に行われたインタビュー内容を伝えた。
一方、この試合では3回8失点KOとなったフラハティの降板時期をめぐってのロバーツ監督の判断にファンからも不満の声が漏れるなど、荒れ模様の試合となった。
ドジャースの3勝2敗で本拠地に戻って戦う第6戦は、ロバーツ監督は「ブルペンデー」となることを明かしている。運命の6戦の内容次第では、この第5戦の試合内容がクローズアップされる可能性も出てきた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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