大谷翔平のMVP確実の声に異論 米ESPN記者が猛反発「違う。嘘でしょ? もっとPCAに敬意を払うべきじゃない」
「今シーズンの彼の活躍には本当に驚かされているわ。個人的に彼は高校時代から取材してきた選手だから嬉しさもある。今はバレルゾーンでボールを捉えて打てているし、ちゃんとカブスに貢献もしている。今の彼はMVPレースの有力候補の一人だって。だからPCA(クロウ=アームストロングの愛称)とショウヘイ・オオタニの一騎打ちになると思う」
無論、ウェルクスマン記者は大谷のパフォーマンスを軽んじているわけではない。二刀流を再始動させた偉才を「彼は毎日私たちを楽しませてくれる存在なのは間違いない」と絶賛。そして「彼をMVPに選んで後悔することなんてない」とも続けている。
しかし、ウェルクスマン記者は、こうも続けている。
「ジャッジやオオタニを選ぶことは簡単なこと。でも、そろそろ少し視野を広げて、新たな価値観で野球を捉えてもいいのかもしれないと思う。たとえ、PCAがオオタニやジャッジほどのホームランを打っていなくても、MVPにできる新しい見方があってもいいはず。なんというか、少し型を破って、クラブハウスでの存在感やチームメイトたちの評価なんかも聞き入れて、いろんな選手を評価してみることも大切なんじゃないかと思う」
今季もMVPを手にすれば、個人で3年連続受賞となる大谷。その行方は、米メディアでも大きな議論を巻き起こしそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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