「もう本塁打を打たなくても決まり」ナ・リーグMVP争いは“大谷一強” ソトらライバルも寄せ付けぬ異次元さ「仕方ない」
鵜の目鷹の目の識者も二刀流スターの4度目の快挙を断言する。現地時間7月18日には、MLBの公式ネット局『MLB Network』の番組「MLB Tonight」において、MVPを巡る討論が白熱。その中でも、やはり「ナショナル・リーグはショウヘイ・オオタニで決まりだ。異論はないでしょう」と語られた。
番組のゲスト解説を務めた元パドレスのヨンダー・アロンソ氏は「もう、仮にここからホームランを一本も打たなくたって、彼は投げているわけだからMVPだ」と力説。「それだけオオタニがずば抜けているってことだ。仕方ないよ。僕らが語るのは、『MVPの次点は誰か』ってことぐらいだと思うね」と持論を展開した。
では、この先もこうした「大谷一強」は続くのか。同じく番組のゲスト解説を務めた元タイガースの捕手であるアレックス・アビラ氏は、こう指摘している。
「オオタニのようにあらゆる面で、試合に影響を与える選手からMVPの座を奪うには、当たり前だけど、多方面で試合に貢献できることを証明する必要がある。正直に言えば、僕はフアン・ソトが大好きだ。彼は僕の人生で最高の打者の一人でもある。
だけど、守備はそんなに優れてないし、走塁もそこまでじゃない。でも、それじゃオオタニからは奪えない。打つだけじゃなくて、守備や走塁でも試合に影響を与えるプレーが出来て初めて、オオタニとのMVP争いに加われるんだと思う」
米球界で広まる「MVP=大谷」。そうした考えを根付かせた彼の二刀流には、ただただ脱帽するほかにない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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