“奇跡”の50-50到達も現実味 一方で米識者は大谷翔平のMVP受賞には異論「今のオオタニは守備もしなければ、投球もしない」

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 一方で守備での貢献度がある選手を推す声が根強いのも事実だ。ニューヨークに拠点を置くスポーツ専門局『SNY』の編集マネージャーを務めているダニー・アブリアーノ氏は、自身のXで、メッツの遊撃手フランシスコ・リンドーアをMVPに推挙。大谷と比較した持論を展開している。

「今、リンドーアは34本塁打、42二塁打、110得点、96打点でシーズン終える勢いだ。 彼は現球界で最高の守備力を持つ遊撃手で、彼は文字通りすべての試合に出場している。そして彼はナショナル・リーグのfWAR(米野球専門データサイト『FanGraphs』のWAR)ではトップに立っている。彼こそショウヘイ・オオタニよりもMVPにふさわしい」

 かねてから守備力にも定評があり、今シーズンは打撃面でも安定した活躍を続けているリンドーア。それだけにアブリアーノ氏の主張ももっともである。

 しかし、打撃で図抜けた異次元さを見せつけている大谷よりも“MVPにふさわしい”とする意見には、「オオタニはあらゆる面でリンドーアを上回っている」「リンドーアの素晴らしさは認めるがMVPはない」「今のオオタニほどMVPにふさわしい選手ではない」と反論が寄せられた。しかし、アブリアーノ氏は一連の反発に対しても「今のオオタニは守備もしなければ、投球もしない。皆、かなり大きな部分を省略しているようだね」と自身の考えを崩さなかった。

 シーズンは残り約1か月。果たして、大谷は史上初の「50本塁打・50盗塁」をやってのけるのか。そして白熱するMVPの行方はどうなるか。まだまだ二刀流スターへの関心は尽きそうにない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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