投票の在り方も疑問視 NY紙記者がリンドーアではなく大谷翔平をMVPに推す理由「WARを神のように扱うのをやめるべき」

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 日刊紙『New York Post』のジョエル・シャーマン記者は「ショウヘイ・オオタニとアーロン・ジャッジはプレーオフ進出がほぼ確実なチームで、歴史を追い続けている。よってMVP賞を受賞するはずだ、いや受賞する」と断言。打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標「WAR」を重視するMVP投票に疑問を投げかけている。

「WARを全知全能の神のように扱うのをやめるべきだ。そうした議論に終止符を打つべきなんだ。なぜならWARを推し量る上で、そのすべての要素とバランスを心得ている投票権を持つ記者はおそらく一人もいない。ということは、結局のところ、MVPは『Valuable(価値)』を最もよく体現しているのは誰なのか、ということに尽きるのではないだろうか。答えは至って単純だ。要は接戦になった場合は、これまで見たことのない選手を選ぶべきだということである」

 無論、シャーマン記者がリンドーアを過小評価しているわけではない。「信じがたい選手だ」とも強調している。しかし、同記者はこうも続けている。

「リンドーアはあらゆる意味でメッツにとってかけがえのない存在だ。しかし、唯一無二の男が歴史を変えようとする中で、ナショナル・リーグで最も価値のある選手になるにはそれだけで十分なのだろうか?」

 例年以上に接戦が見込まれる今シーズンのMVP投票。その中で「最も価値がある」と称賛されるプレーヤーは誰になるだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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