「矛盾している」大谷翔平の“MVP”を否定するNYベテラン記者に反発の声「50-50は誰も達成したことがない」
MVP争いの渦中にある大谷。(C)Getty Images
大谷翔平(ドジャース)か、はたまたフランシスコ・リンドーア(メッツ)か。今シーズンのナショナル・リーグMVPを巡る議論は白熱の一途を辿っている。
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ともに好調のシーズンを送ってきただけに、両雄が論争の中心にいるのは必然だ。しかし、議論は白熱するあまり、一部ではあらぬ方向へと向かっている。ニューヨークの日刊紙『New York Post』のベテラン記者であるジョン・ヘイマン氏は、大谷をMVPに推挙する声に対して「西海岸贔屓がかかる」と論じたのだ。
史上初となる「シーズン50本塁打・50盗塁」にも迫っている大谷。そんな偉才の成績を「すでに誰も成し遂げていない45-45をやってのけている。それは素晴らしい」と評するヘイマン記者は、リンドーアについても「ホームランを打ち、盗塁も決め、守備も素晴らしく、稀有なリーダーシップを発揮している」と激賞。
その上で後者が、米データサイト『Fan Graphs』の「WAR(打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標)」が上回っている点を指摘し、「オオタニとの争いは五分五分であるべきだ。西海岸にいる選手への贔屓があるかもしれない」と訴えた。
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