全米中継のヤ軍戦で異次元の2発! 大谷翔平の偉才さに米記者から思わぬ異論「ジャッジができることは、大谷にもできる」
ジャッジの一発の直後に放った特大弾を含む2発を放った大谷。そのパフォーマンスに賛辞が相次いだ。(C)Getty Images
異次元の活躍に思わぬ声も飛んだ。ドジャースの大谷翔平は、現地時間5月30日、本拠地で行われたヤンキース戦の6回第3打席、メジャー単独トップとなる22号本塁打を放った。
この日の初回に放った先頭打者弾の余韻が冷めやらぬ中、ロサンゼルスの夜空に号砲が鳴り響いた。チームが2-5と劣勢にあった6回無死の第3打席、ふたたび相手先発左腕マックス・フリードと対峙した大谷はカウント3-1から真ん中高めに浮いた速球を振り抜いた。
初速112.5マイル(約181.1キロ)で打ち出された打球は、アーロン・ジャッジの頭上を越えて右翼席に飛び込んだ。今季防御率1.29と絶好調だったフリードが打たれた直後に叫びながら手を膝につく様が、大谷の傑物ぶりを物語ってもいた。
3連戦すべてが全米中継されるという異質の関心を集める一戦で、いきなり2発を放った大谷。月間球団最多タイとなる15本塁打を放った5月は、打率.308、長打率.808のハイアベレージをマーク。さらに「.200」以上で優秀とされる指標「ISO(長打率から打率を抜き、打者の純粋なパワーを推し量る指標)」は.500という異次元な数値を叩き出し、まさに打ち出の小槌のように打ちまくっている。
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