大谷翔平にしか演じられない1回の攻防、投手が初回に本塁打と被本塁打は46年ぶりとMLB公式
投打で奮闘する大谷。異次元の活躍でファンを楽しませている(C)Getty Images
ドジャース・大谷翔平にしか演じることができない初回の攻防だった。
現地時間7月21日のツインズ戦で投手として今季6度目の先発マウンドに上がった。その先頭打者だった。バイロン・バクストンに高めのスイーパーを捉えられた。左翼席中段まで届く特大の先頭打者アーチを浴びた。
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その裏、無死一塁で今度はやり返した。センターバックスクリーンへ真っすぐ、高く舞った逆転の今季35号2ラン。自らの失点を、自分のバットで帳消しにしてみせた。結局この本塁打が決勝打となり、ドジャースは連敗を3で止めた。
MLB公式サイトもこの二刀流ならではの活躍を驚きをもって伝えた。「同じ試合で初回に本塁打を打ち、本塁打を打たれた投手は、1979年5月17日のレッズ戦でのフィリーズのランディ・ラーチを最後に現れることはなかった」と46年ぶりの珍事であることを強調していた。
ちなみにラーチはこの試合に9番・投手で先発登板した。初回表に7得点を奪う打者一巡の猛攻があり、その中で左越えへソロ本塁打を放った。その裏、今度はレッズ打線の猛攻にあい、無死一、二塁から4番のデーブ・キングマンに3ランを浴びた。次打者を打ち取るも、続くジェリー・マーティンに二塁打を許し1イニング持たずに降板。1/3回を5安打5失点でKOされた。






