39本塁打の裏で平均球速2キロ増の「異能」 MLB強打者を圧倒する投手・大谷翔平の“進化”「当たり前と思わないでくれ」
とてもじゃないが、肘にキャリア2度目のメスを入れた選手のそれとは思えない向上ぶりである。ちなみに大谷の4シームの平均球速はメジャー全体でも21番目に入る値だ。相当な負荷がかかることは想像に難くないが、これだけのアベレージを打者として39本塁打を放ちながら叩き出している事実だけでも彼の異能ぶりが際立っていると言えよう。
復帰に向けた過程では「馬鹿馬鹿しいほど遅い」(リハビリのコンサルタント、ウィル・キャロル氏談)と否定もされた大谷。だが、本人が「感覚は術後から凄い良い」と力説し、スピードも段違いとなっている現状を見るに、ドジャース首脳陣が慎重を期して段階をふませてきたプロセスは価値があったと言えるのではないか。
米球界内でも「当たり前と思わないでくれ」(米スポーツ専門局『CBS Sports』のダニー・ヴィエッティ氏談)と言われる「投手・大谷」は、最終的にどこまで成績を収めるのか。その行く末に興味は尽きない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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