打率リーグ1位、OPSはリーグ3位! 大谷翔平は“MVP級”の好調ぶり それなのに一部で批判が消えぬワケ
故障明けの今シーズンの大谷は、打者として確かな結果を出している。(C)Getty Images
大谷翔平(ドジャース)が止まらない。
現地時間4月21日に本拠地で行われたメッツ戦で、大谷翔平(ドジャース)は「2番・DH」で先発出場。第2打席に8試合ぶりとなる今季5号をマークするなど、3打数2安打、2打点を記録。3試合ぶりとなるマルチ安打を放った。
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この試合での最大の見せ場は、スコアレスの状況でやってきた。3回に訪れた第2打席、相手先発エイドリアン・ハウザーとふたたび対峙した大谷は、カウント0-1からほぼど真ん中に投じられた81.7マイル(約131.4キロ)のスライダーを強振。
失投と言っていい一球を見逃さなかった。鋭いスイングでジャストミートされた打球は、瞬く間に飛距離を伸ばし、あっさりとライトスタンドを越えた。大谷本人も打った瞬間に確信めいて歩き出す、完璧な一打となった。
この一発で、かつてヤンキースなどでプレーした松井秀喜氏の持っていた日本人選手最多記録(175)を超えた大谷。試合後のフラッシュインタビューで「早く打ちたいと思っていたので、安心と喜びがある」と語ったように、本人にとっても意味のある日となったのは間違いない。
もっとも、今の大谷の凄まじさは、本塁打数だけではない。開幕から1か月でありとあらゆるスタッツがハイアベレージとなっている。以下は、主だった打撃成績だ。
打率:.368(両リーグ1位)
本塁打数:5(リーグ3位タイ)
安打数:35(両リーグ1位)
二塁打数:11(両リーグ1位)
塁打数:63(両リーグ1位)
出塁率:.431(リーグ3位)
長打率:.663(リーグ3位)
OPS:1.094(リーグ3位)