「最悪の結果を覚えている人はいない」大谷翔平が残した“4K-9K” 二刀流だからこその衝撃事実に米感嘆「まさにMVPの神髄」
ついにポストシーズンのマウンドに立った大谷。その躍動は米球界で小さくない話題となった(C)Getty Images
劇的な逆転劇を呼びこむ粘投だった。
現地時間10月4日からメジャーリーグは両リーグの地区シリーズが開幕。敵地でフィリーズとの第1戦に臨んだドジャースは、序盤に3点を先行されながら7回までに逆転。5-3と先勝した。
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この一戦で異彩を放ったのが、「1番投手兼DH」として先発マウンドに立った大谷翔平だ。
味方の拙守も絡んで2回に3点を失った背番号17だったが、3回、4回と三者凡退に切って取る。迎えた5回には、死球、単打で2死一、二塁のピンチを招くも、今季のナ・リーグ本塁打王であるカイル・シュワーバーをフルカウントからカーブで空振り三振に仕留めた。
難所を乗り切った大谷は、6回(89球)を投げ、被安打3、9奪三振、3失点と好投。クオリティースタートも達成し、チームの逆転劇の呼び水となった。
失点から大崩れせずに立ち直った“エース”の投球には、熱視線を送った米メディアも賛辞を惜しまない。ドジャースの話題を扱うポッドキャスト番組『The Incline』はXに「オオタニはプレーオフ初先発で9奪三振を記録した。まさにMVPの神髄を体現したんだ」と強調。また、ジャーナリストのブレイク・ハリス氏も「オオタニは、なぜ彼が今でも世界最高の投手のひとりであるかを、皆に思い出させた」とエモーショナルに記した。






