年間55発→打率.056の大不振 大谷翔平はなぜ打てなくなったのか 「このままじゃ勝てない」と断じるロバーツ監督が説く“原因”
ゆえに指揮官からも手厳しい指摘を受けている。現地時間10月11日に『Sports Net LA』など米複数メディアのオンラインインタビューに応じたデーブ・ロバーツ監督は、「大部分は左投手との対戦が続いていた原因だと思う」と強調。大谷が苦手としているサウスポーとの勝負を強いられているケースが“不振”の招いているとした上で、「だが、レギュラーシーズンで左と対戦する時は、このポストシーズンほど悪くなかった」とも論じ、その現状に苦言をしている。
「地区シリーズでは、ボール球に対してよく手が出ていたし、ストライクに対しては消極的だった。だから、ショウヘイが自分自身で(内容を)振り返ってくれることを期待しているよ。間違いなく打席内でのクオリティーを改善する必要がある。過去のシリーズの経験を生かして、改善してほしい」
さらに「私たちには、彼にもっとよくなってもらう必要がある」と投げかけたロバーツ監督は、「あのパフォーマンスではワールドシリーズに勝つことはできない」と断言。悩めるスラッガーに、あえて発破をかけ、奮起を促している。
果たして、指揮官の強い言葉は大谷にどう響くのか。現地時間10月13日から始まるリーグ優勝決定シリーズでのパフォーマンスに注目だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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