米球界で広まる、まさかの“オオタニ疲れ”…それでも米記者が大谷翔平のMVPを断言する理由「覆すほどの根拠が足りない」
「『一体何年連続で同じ賞を同じ男に与えるんだ?』『退屈だ』。数多くの人たちが、ショウヘイ・オオタニという男が我々とは違う銀河系から来たエイリアンの超人だとあまりに言われすぎて、『もうたくさんだ!』と言う寸前かもしれない。そんなことは分かってる。だが申し訳ない。ただただ十分な理由がなかった」
スターク記者は何もクロウ=アームストロングを毛嫌いしているわけではない。「この男の守備を見るためだけにお金を払ってもいいと思っている」。それでも大谷を推挙する理由は、圧倒的な打力だ。
大谷はPCAよりも長打率で70ポイント以上も勝り、OPSでは150ポイント以上、出塁率でも80ポイントも上にいる。さらに歴代でも今季の大谷に近い成績を残している打者は、1921年のベーブ・ルース、1955年のウィリー・メイズしかおらず、球史においても稀有だという。
まさかの“受賞疲れ”という異例の流れも生まれている。それでもなお、目の肥えた記者が、「誰かがオオタニの代わりにMVPのトロフィーを勝ち獲るのに本当に相応しくなる年が来るかもしれないが、今年はその年になりそうではない」と推挙するあたりに、大谷の異端さがにじみ出ていると言えよう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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