「他と比較するのが失礼」MLB212勝&154セーブの大投手が大谷翔平のMVP受賞を断言「打率.220、20本塁打とかになったら…」
シュワーバーとのMVP争いの行方が注目される大谷(C)Getty Images
メジャーリーグのレギュラーシーズンもいよいよ佳境を迎えている。春先から激闘続きだった各地区の優勝争い、ひいてはポストシーズン進出争いに拍車がかかる中、個人タイトルの行方も小さくない注目を集めている。
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おそらく巷で最大級の話題となっているのは、ナショナル・リーグのMVPを巡る争いの行方だろう。目下、有力候補として米メディアなどでも挙げられているのは、前年度の受賞者でもある大谷翔平(ドジャース)と、現地時間8月30日時点で打撃二冠王に君臨するカイル・シュワーバー(フィリーズ)だ。
打者専任の「DH」を主戦場とする二人は、共に圧倒的な打力が目立っている。
まず、シュワーバーは、現地時間8月28日のブレーブス戦でMLB史上21人目の1試合4本塁打を放つなど、キャリアハイとなる49本塁打をマーク。さらに119打点、OPS.948、長打率.580など図抜けたパワーヒッターぶりを発揮している。
かたや大谷は、打っては45本塁打、85打点、OPS.990、長打率.603を記録。加えて、今シーズンは投手としても実戦復帰。リハビリの都合によっていまだ投球制限下に置かれているものの、11先発を消化。防御率こそ4.18ながら、奪三振率は12.25と圧巻のアベレージを維持している。
ナ・リーグ東地区首位をひた走ってきたフィリーズをけん引するシュワーバーの打力が評価を高め、MVPに推挙する声も相次いでいる。そうした中で投打で違いを生む「二刀流」を、正当に評価すべきという意見を提唱するレジェンドもいる。現役時代にMLBで通算213勝と154セーブを挙げた大投手のジョン・スモルツ氏だ。






