56発男シュワバーとの“MVP論争”は「比較にならない」 大谷翔平に米球界で強まる圧倒的支持「他に50-50をできる選手がいるのか」
シュワバーの打力を評価する以上に強まっているのが、大谷の異能に対する賛辞だ(C)Getty Images
MLBのレギュラーシーズンがいよいよ終わりを迎え、米メディアでは両リーグのMVP受賞を巡る議論が白熱。さまざまな意見が飛び交う事態となっている。
そうした中で受賞を楽観視されているのは、大谷翔平(ドジャース)だ。打者として球団記録となる55本塁打を放ちながら、投手としてもスモールサンプルながら防御率2.87、奪三振率11.87の支配力を発揮した二刀流スターだけに、「誰も及ばない」という見方が強まっているのだ。
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今季のナショナル・リーグでは、56本を放って本塁打王となったカイル・シュワバー(フィリーズ)や、盗塁王となりながら43本塁打を放ったフアン・ソト(メッツ)など“対抗馬”は少なくない印象だが、ファンの間では“論争”はほぼ決着の情勢となっている。
現地時間9月29日に米スポーツ専門局『FOX Sports』は公式Xに大谷とシュワバーの打撃成績を比較した画像を投稿。あくまでポストシーズンでの活躍に期待を寄せる内容だったが、ファンは両雄の比較論を展開し、「オオタニは打撃だけのWARで7.5、シュワバーの4.9よりもはるかに高い。ここに投手としての成績も加えると、大谷の総合的なWARは驚異的な9.4になる。もう比較にならない」「素晴らしい1年を送ったシュワバーには気の毒だけど、明らかにショウヘイだ」と二刀流スターを支持する意見が目立った。
無論、シュワバーを推挙する声がないわけではない。DHを主戦場にしていたとはいえ、56本塁打、132打点、長打率.563、OPS.928は圧巻の一語だ。ファンからも「本塁打だけじゃなく、打点数も評価すべき」「シュワバーの打力は価値がある」といった指摘はある。






