「逃すとは驚きだ」シュワバーの選手会選出MVPに異論! 大谷翔平への低い評価に米記者が疑問「“投票疲れ”が出た可能性もある」
大谷とシュワバー。MVPを巡っては一騎打ちの様相を呈している中で、一つの結論は波紋を生んだ(C)Getty Images
選手たちの“リアルな評価”が議論の的となっている。
現地時間10月29日、選手間投票で決定する「プレーヤーズ・チョイス・アワード」各賞が発表。ナ・リーグの最優秀野手部門では、今季の同リーグで2冠(本塁打と打点)をやってのけたカイル・シュワバー(フィリーズ)が選出され、注目された大谷翔平(ドジャース)は3年連続4度目の受賞を逃した。
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大谷は文字通り歴史的なシーズンを送った。6月のパドレス戦で実戦登板を果たすと、メジャーリーグでのリハビリ登板という異例の調整を重ねながら、投打二刀流を再始動。最終的に史上初となる「50-50(50本塁打&50奪三振)」をやってのけた。
無論、56本塁打と132打点を挙げ、フィリーズの地区優勝に貢献したシュワバーも受賞には値する。しかし、「最も価値がある選手(MVP)」を巡って一部メディアで異論が噴出。投打で違いを生んだ大谷への評価に疑問の声が上がった。
米誌『Sports Illustrated』のドジャース番を務めるJP・フーンストラ記者は「オオタニは何も手に入らなかった」と指摘。「オオタニは健康状態も良く、指名打者として158試合に出場し、MLBトップの146得点、380塁打を記録し、ナショナル・リーグでは長打率(.622)、OPS(1.104)、OPS+(179)でトップの成績を収めたシーズンを終えた。だから、賞を逃すとは驚きだ」と選手会の投票結果に異論を投じた。






