「ショウヘイには責任がある」敏腕記者も憂う大谷翔平の沈黙 極秘交渉に「どんな人間かを見せるべき」と苛立ち
大谷はオフシーズンに入ってからは全くと言っていいほど公の場に姿を見せていない。(C)Getty Images
長く続く“沈黙”に、苛立ちを覚える識者が増え始めている。今オフにエンゼルスからフリーエージェント(FA)となった大谷翔平の去就だ。
おそらく史上初と言っても過言ではない二刀流選手のFAというだけあって、23年シーズン中から注目度は高まっていた。そうしたなかで、本人を含めた大谷側は公の場に全くと言っていいほど姿を見せず。現地時間11月2日にFA選手として正式公示されてからも沈黙を貫いている。
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大谷と契約するネズ・バレロ代理人にとっては、良い条件を引き出し、より集中した環境で話し合いを円滑に進めるための施策なのだろう。彼らは関係を持つ球団関係者に徹底したかん口令を敷き、秘密裏に交渉を行ってきた。
ゆえに今オフ最大の目玉とされる大谷に関する明確な情報はほとんど表に出ていない。メディアに飛び交うのは、いずれも「仮定」や「予測」ばかりだ。
こうした閉塞した状況を大物記者は憂う。現地時間12月7日に米YouTubeチャンネル『Foul Territory』にゲスト出演した米メディア『The Athletic』のケン・ローゼンタール記者は、「ファンは、『ショウヘイが沈黙を守ってることを見守ってやれ』というが、彼には、このスポーツにおいて責任がある。自分をもっと売り込めとまでは言わないが、もっと球界に関わる必要があるんじゃないか」と指摘した。