「最高の使い方とは思えない」大谷翔平の中継ぎ起用に議論百出! “制限解除”で生じるリスクに米解説が異論「オオタニに多くを求めすぎだ」
では、大谷の中継ぎ起用を“現実的なシナリオ”として考えるべきなのか。現役時代にMLB通算158セーブを挙げたダン・プリーサック氏は、MLB公式ネット局『MLB Network』の番組内で「私は彼自身がリリーフの可能性を受け入れているなら理にかなっていると思う」と断言。山本由伸、タイラー・グラスノー、ブレイク・スネル、クレイトン・カーショウと粒ぞろいのドジャース先発陣の現況を指摘し、「ブルペンで彼を起用する方がチームにとっても何より効果的だ」と力説した。
無論、「打者・大谷」を試合中で失うのは、ドジャースにとって大きなリスクとなる。となれば、野手起用を続けるほかにないわけだが、負担の増加は図りしれない。そのため、プリーサック氏の意見には異論も投じられている。同じ番組に出演した元マリナーズのハロルド・レイノルズ氏は、「中継ぎで使い続けることで生じる過密な仕事量で、オオタニが最高のパフォーマンスを披露できるとは思えない」と指摘。自身の考えを口にしている。
「中継ぎで何試合も使うのは彼に多くを求めすぎているように思う。たしかに可能にしてしまうかもしれないが、最高の使い方とは思えない。彼が今果たしている5回を投げ、DHとして試合に出続けるという形は理解ができる。しかし、WBCで見たような中継ぎとして登板する姿は、シリーズ最終戦のようなシチュエーションでない限りは想像すらできない」
果たして、“最適解”は何なのか。ワールドシリーズ連覇を懸けたポストシーズンでの戦いも迫る中で、ドジャースと大谷の決断が注目される。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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