「先発としての時代は終わったはずだ」大谷翔平のリリーフ起用を米メディアが提言 選手寿命への影響も考慮「フレッシュさを保つことが優先」
何があろうとも野球に対してひたむきな姿を見せてきた大谷。球界で一大センセーションを起こしてきた天才への賛辞が止まらない。(C)Getty Images
「二刀流」の新たな可能性が探られている。
エンゼルスの大谷翔平は今季、投手として23試合に先発登板し、132イニングを投げ10勝5敗、防御率3.14という成績を残した。しかし、8月23日のレッズ戦で右肘の靭帯損傷が明らかとなり、自身2度目となる右肘の手術を受け、投手としての登板は2025年以降となることも伝えられている。
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大谷自身がSNS上で手術が成功したことを伝えており、ファンも再び投打でのプレーがみられることへ期待を膨らませている中、米国内では今後の「投手・大谷」について、新たな起用法が論じられているようだ。
米メディア『TWSN』は現地時間9月24日(日本時間25日)、公式サイト上において、2025年からの大谷のリリーフ転向を推奨しており、独自の見解を綴っている。
同メディアは、今オフ大谷がFAを迎えることでの去就にも触れながら「どのチームに移籍するにしても、オオタニは今後、細心の注意を払わなければならないだろう。オオタニの先発投手としての時代は終わったはずだ」と指摘し、その上で「オオタニを先発投手の役割に戻すことは、進むべき道ではない。彼はすでに2度、右肘の手術を受けている。解決策はオオタニをブルペンに移動させることだろう」と記している。
さらに「イニング数を減らして酷使を防ぐと同時に、打者としても投手としても試合への影響力を高めることができる」と見通しており、「2023年のワールド・ベースボール・クラシック決勝戦ではクローザーとしての彼の起用法が完璧に機能したため、これはオオタニにとってまったく異質なコンセプトではないだろう」と指摘。