大谷翔平の「二刀流」再開に議論過熱 「割に合わない」とOBが主張も、米老舗誌は「投打とも今季のピークはこれから」

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 また同メディアからは、「この主張には一定の説得力がある」としながらも、「だがオオタニの将来に関しては考慮すべき重要な要素がある」と論じながら、以下の様に持論を並べている。

「ドジャースがオオタニに当時史上最高額となる10年7億ドルの契約を提示したのは、彼を10年間DH(指名打者)として使うためではないという点だ。もし彼が再び投手としての調子を取り戻せば、エンゼルス時代に記録した通算86先発、38勝19敗、防御率3.01という成績を再現する可能性がある。現状のローテーションに、そのレベルの投手が加わることに異論は少ないだろう」

 さらに同メディアは、「オオタニの打撃成績が投手復帰によって必ずしも下がると断定するのは早計だ」と説きながら、米解析システム『FanGraphs』のデータを用い、「水曜時点でのMLB全体において『予測されるwOBA(加重出塁率)と実際のwOBAの差』が最も大きい打者20人のうちにオオタニが含まれている」などと指摘。それらの指標を理由に挙げた上で「今シーズンのオオタニにとって、打撃でも投球でも、最高の瞬間はこれから訪れるかもしれない」とさらなる活躍を見通している。

 またトピック内では、二刀流の是非をめぐり、「エンゼルス時代に直面していた疑問がロサンゼルスでも再燃している」との記述もみられる。やはりこの先、大谷が公式戦のマウンドに登ったとしても、その議論は長く続いて行くことになるのかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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