“投手・大谷”は年内復帰ならずでも「問題ない」 エ軍時代の恩師マッドンが断言!「逆算だ。無理な登板をさせてはいけない」

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 2020年から約3年間の師弟関係にあったマッドン氏は、大谷の二刀流を確立した実績を持つ。本人の意向に則って制限を設けない起用法によって現球界で唯一無二の才能を開花させた百戦錬磨の重鎮は、現地時間5月28日にMLB公式ネット局『MLB Network』の番組に出演。そこで「彼をどう活用し、投手としてどう戻すべきだと考えますか?」と問われ、「逆算だ。すべてを逆算して考えるべきだ」と断言。そして、持論を続けた。

「私ならワールドシリーズ最終戦の日付から逆算して計算を立てる。ドジャースは昨季にワールドシリーズを優勝していて、ハウスマネーで戦っているようなものだ。もちろん今年も優勝することが目標だろうが、彼のことに関しては、慎重なアプローチが最も必要だと思う」

 さらに「100イニングを基準にして逆算していくべきだ」とも続けるレジェンドは、「1登板あたりで最大でも5イニング、1試合あたり80~100球。多くても85球から100球を前提とすべき」と具体的な考えも明らかにしている。

「そのラインを負担もなくこなせるようになるまでは、彼に無理な登板をさせてはいけない。なぜなら、彼の魅力や価値は打撃面にもあるからだ。もう一度でも腕や肘を故障させては、今度はバットまでも失ってしまう。そんな事態は避けるべきだよ。

 だから、世間でよく言われているような『復帰時期』は信じる必要はない。それは正しくないからね。もしも、シーズン中に復帰を進めていくなら、イニングを逆算した上で、なおかつ6人ローテになることを条件とすべきだ。結果的にシーズン中に間に合わないとしてもそれは問題ない」

 大谷の二刀流をメジャーレベルで活かす術を知り、飛躍させてきたマッドン氏。「何よりも大事なことは来年だ。そこに向けて安心できるように100イニング前後を投げられるかどうかを見定めるべきだ。彼は来年も、その次も、そのまた次の年も、球界に必要な存在だからね」と慮った名将の言葉は、本人やドジャース首脳陣の耳にどう響くだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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