進化を続ける大谷翔平、本塁打王獲得につながった「相棒」の存在とは
ドジャース・大谷が今後どんな歴史を重ねていくのかも注目となる(C)Getty Images
プロスポーツ史上最高額での契約を結び、ドジャース入りを果たした大谷翔平。異次元の活躍をみせ、世界中に衝撃を与え続けている。
特に打撃面においては、2023年シーズン、44本のホームランを放ち、日本人初、アジア選手としても初となるリーグホームランキングに輝き、また一つ歴史を塗り替えた。
そんな快進撃を続ける大谷だが、2023年シーズンはこれまでとは違うある変化がみられたと言う。
スポーツアンカー・田中大貴氏のYouTubeチャンネル「アスリートチャンネル」に出演した元メジャーリーガーの川﨑宗則氏は、昨年12月上旬に公開された動画内で大谷の進化の秘密についてこのように話している。
「今シーズン、大谷選手は、バットを変えたんです。日本製のものから、チャンドラー社製の物に変えました」
一般的にメジャーリーガーが使用するバットは日本製のものよりも硬くなっており、今回大谷が使用を始めたチャンドラー性のものは、その中でもかなり硬いもの。
川崎氏いわく、メジャーでは主流となっている硬度の高いバットを日本人選手が使用するとスイングスピードが追いつかず、ボールが擦れてしまうことが大半だという。
大谷自身、これまで自身の打撃力向上において、飛距離を落としてでもコンタクト力を上げたいとバットの芯を太くすることはあったものの、バットそのもの自体を変えることはしてこなかったとされる。