二刀流復活の軌跡 ド軍GMが証言する大谷翔平と掲げていた“目標”「ショウヘイが『僕は何でもやる』と強く主張してくれた」
「何よりも10月にまるまる投げ抜くこと、その考えに基づいて積み上げていこうと話し合っていた。チームとして何よりも必要な時にピークを迎えられるようにね。我々は『シーズン最後の登板で6イニング以上投げることが大事なんだ』と全員で話し、その考え方で一致していた。ショウヘイもそれを何よりも楽しみにしていたし、『僕は何でもやる』と強く主張してくれた」
そして、大谷はまさに理想的な流れで復活を遂げた。“目標”としたポストシーズンでは4試合に登板。計20.1イニングを投げ、防御率こそ4.43ながら、WHIP1.13、奪三振率12.39と支配力を発揮。ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦では「1試合3本塁打&10奪三振」の離れ業をやってのけるなど、チームの悲願であった連覇に寄与した。
大谷復活の凄まじさを「言葉で表すのは不可能だ」と語るゴームズGMは、「彼が望む限り、二刀流をやり遂げると確信している。彼は信じられないと思うことは何度でもやってのけるんだ」と白い歯を見せた。
来季は開幕から何の制限もなくなる。果たしてリミッターが外れた偉才が、どこまでの成績を残すのか。ふたたび大谷への関心が高まるのは間違いない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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