ド軍1年目で期待されるボンズ級の規格外さ 「DH専任」の大谷翔平はFA後に“7冠達成”の大打者を超えられるか
MVPを獲得したオフに、「史上最高額」でFA契約を締結したところも大谷と状況が酷似する。では、ジャイアンツでの1年目のボンズはいかほどの成績を残していたのか。振り返ってみると、これまた凄まじい記録ばかりが居並ぶ。以下は主な打撃スタッツだ。
打率:.336
本塁打:46
打点:123
得点:129
塁打:365
OPS:1.136
長打率:.677
出塁率:.458
盗塁:29
四球:126
敬遠:43
同年のボンズは、本塁打と打点の2冠を含めて合計7部門でリーグトップに君臨。2年連続3度目となるMVPに輝いた。その影響はチームにも波及し、92年シーズンに72勝だったジャイアンツは地区優勝こそ逃したがシーズン103勝と飛躍を遂げた。
今季はDH専任になる大谷は、ムーキー・ベッツやフレディ・フリーマンといったスター選手が揃うチーム状況を加味しても打撃成績の向上に対する期待は小さくない。過去11年連続でポストシーズンに進んでいる“常勝軍団”もワールドシリーズ制覇は1度(2020年)のみ。31年前のジャイアンツと同様にタイトル奪取が悲願の状況だ。
はたして、「打者・大谷」はボンズ級の成績を残せるのか。その成否がチームの行く末を左右するのは間違いない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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