大谷翔平が韓国でも愛される理由とは? 地元教授が独自見解「彼は素直に『好きだ』と言える初の日本人だ」
ドジャースの一員として初めての公式戦を韓国で迎えようとしている大谷。その一挙手一投足は、同国でも大きな話題となっている。(C)Getty Images
レギュラーシーズンの始まりを目前に控え、大谷翔平への関心は国際的に広まっている。それを物語っているのが、メジャーリーグの開幕戦が行われる韓国での反響だ。
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ともすれば、異様な光景だ。今月20日に迎えるパドレスとのシーズン開幕戦のためにドジャースの一員として大谷が訪韓した際には、その姿を見ようと仁川国際空港に600人を超えるファンとメディアが集結。さらに17日(対キウム)と、18日(対韓国代表)に行われたエキシビションマッチでは、合計5打席でノーヒットに終わったにもかかわらず、彼の一挙手一投足に球場内は熱狂。試合後の『韓国日刊スポーツ』など複数の地元紙の一面には、堂々の日本人スターの姿が居並んだ。
凄まじい人気と影響力を発揮する大谷。韓国国内において日本人選手がリスペクトをもって脚光を浴びるのは“異例”と言えよう。実際、同国のスポーツメディア『OSEN』は「ここまで完璧な外交官は他にいるだろうか」と強調。国内を賑わせる大谷の知名度と話題性に触れている。
老若男女、国籍を問わず、多くの人々から愛されている大谷について「彼の登場によって韓国は熱狂に陥った」と指摘する『OSEN』は、「日本人が韓国でこのような扱いを受けるのはきわめて異例だ」と論じる。そして、ここまでの一大フィーバーが起きる理由として、スポーツ文化史に詳しい漢陽大学のイ・ジョンソン教授の見解を紹介した。