大谷翔平が異次元の“994億円後払い”を実現できたワケ バレロ代理人が批判を一蹴「他に誰がこんなことをするんだ?」

タグ: , , , 2023/12/18

大谷(左)との話し合いの末に異次元の契約を成立させたバレロ代理人(右)。(C)Getty Images

 世界をあっと言わせた大谷翔平とドジャースによる10年契約。エポックメーキングなやり取りの舞台裏が徐々に明るみになってきている。

 10年総額7億ドル(約1015億円)というプロスポーツ史上最高額となる契約金もさることながら、世間がより強い関心を示したのは、全体の97%を契約満了後の後払いにするという異例の支払い形態だった。これはぜいたく税の課題を懸念した大谷自らが「チームは勝ちやすくなるの?」と望んだ末に成立したものだった。

【画像】ドジャースのユニホーム姿をお披露目!大谷翔平が”決意表明”した入団会見の様子





 同契約により、2033年まで実質年俸200万ドル(約2億9000万円)で臨むとされている大谷。この驚きの決断が下される瞬間を目の当たりにしたネズ・バレロ代理人は、「これほど極端な後払い契約は球界で見たことないし、おそらく今後も見ないだろう」と回想する。

 現地時間12月17日にMLB公式メディア『MLB Network』のラジオ番組「SiriusXM」に出演したバレロ氏は「ショウヘイは唯一無二の状況にいる」と、今回の契約について持論を展開した。

「フィールド外での経済状況やスポンサー収入があるからこそできる稀な状況だ。チームがぜいたく税を気にせず、競争力を維持し続けられることは、彼にとってとても大事なことだった。僕はその実現のために腕によりをかけたんだ」

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