「同じ領域にはいない」大谷翔平よりも“全盛期のボンズ”の方が上 元MLB名捕手がまさかの比較論「何を摂取したかは気にしない」

タグ: , , , , 2024/9/29

メジャーで一世を風靡した大打者だったボンズ(左)。そんなレジェンドと大谷(右)の比較が話題となっている。(C)Getty Images

 大谷翔平(ドジャース)の凄まじい活躍に日本は沸き返っている。

 話題沸騰となるのは、もはや必然だ。なにせ「史上初」の選手なのだ。昨年9月に右肘側副靭帯の損傷による手術を執行した影響で「打者専任」となった今季だったが、大谷は故障の影響を感じさせない異次元の数字を記録した。

【動画】ボンズ級の豪快な一発!大谷翔平が54号本塁打を放つシーン

 現地時間9月27日の試合終了までに、三冠王にもわずか5厘差の打率.309、54本塁打、130打点、57盗塁、OPS1.041のハイアベレージを記録。史上初の「シーズン54本塁打・57盗塁」もやってのけ、文字通り球史に名を刻んだ。

 今季のMVPも確実視され、異能さを示す大谷だが、「史上最高」を巡る議論となると異論がないわけではない。米野球専門ポッドキャスト番組『Foul Territory』のホストで、MLB通算2043安打を放った名捕手AJ・ピアジンスキー氏は「彼にも穴はある。たしかに素晴らしいシーズンを送っているが、多くの課題は残されている」と指摘。「(捕手として対戦した場合に)俺には通用しないだろうね」と持論を展開した。

 大谷の成績を考えれば、大胆な発言ではある。しかし、ピアジンスキー氏は、「みんなに知ってもらいたい。今年のショウヘイ・オオタニはバリー・ボンズのキャリアと比較すると11番目に良いシーズンなんだ」と強調。これに番組出演者から「ヤバい意見だ」と反発されると、こう訴えている。

「言いたいことは分かるよ。『ボンズはステロイドをやっていた』ってことだろ。でも、俺は彼が何を摂取したかは気にしないよ。あの時代の彼はシンプルに他の誰よりも優れていたし、歴代でも誰よりも上だった。単純に打撃だけならオオタニとも比較にならないよ」

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