社会現象化した“大谷フィーバー”は韓国でどう捉えられたか 代表右腕は願望を吐露「夢を見るアイドルを相手にしたい」
訪韓の際に大勢のファンとメディアに迎えられた大谷。その様子は一大フィーバーとなっている。(C)Getty Images
やはりと言うべきか。現地時間3月15日、レギュラーシーズンの開幕シリーズのために訪韓した大谷翔平に対しては、特大の関心が集まった。
降り立った仁川空港には平日にもかかわらず500人を超えるファンが集結。どこか物々しい雰囲気も漂うなか、球界屈指の傑物は、渡韓前に2ショット写真を公開した女性を連れ添って、笑顔で降り立った。
【動画】まるでロックスター! 愛妻を連れ添った大谷翔平の訪韓シーン
彼の一挙手一投足は一般の報道番組が速報的に報じた日本のメディアはもちろんこと、所属球団のドジャースが拠点を構えるアメリカや、“サッカーの母国”イギリスでも大々的に伝えられた。まさに猫も杓子も「オオタニ」である。
一種の社会現象化しつつあるフィーバーは韓国でどう捉えられているのか。当然のことながらネガティブに報じる様子はない。パドレスとの2戦を含めた全4戦を巡って熾烈なチケット争奪戦が繰り広げられた韓国では、「待ってました」と言わんばかりのムードが高まっている。
パドレス戦との開幕シリーズを前にドジャースとの強化試合で対戦する韓国代表の一員として参戦するクァク・ビン(斗山ベアーズ)は、「まだいつ投げるのか、そもそも投げるのかは決まっていない」と前置きしたうえで、期待に胸を膨らませている。
「せっかくなら僕はドジャースと対戦してみたい。野球選手なら夢見る、憧れのアイドルである大谷を相手にしたいんだ。自信もたくさん得たいし、いくら親善試合だろうと全力を尽くさなければいけないと思う」