【第2回】「モルゲッソヨ」からのスタート――武田翔太、韓国文化への適応とバンデンハーク&キム・ソングンの助言
武田は韓国での生活の準備を着々と進めている(C)産経新聞社
初の海外挑戦となる韓国リーグ。新しい文化と環境への期待と不安が、武田翔太の胸の内で交錯している。
すでに韓国に足を運び、ポストシーズンの試合をスタンドから見たという。
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「球場の雰囲気もそうですけど、野球そのものの文化の違いはかなり感じました。メジャーを見たときもそうでしたけど、国ごとに野球のスタイルが違う。まずはその文化に慣れるのに、どれくらい時間がかかるかなという心配は、正直ちょっとあります」
とはいえ、最終的には「自分らしくやるしかない」とも笑う。
「文化に合わせにいくか、自分のスタイルでぶっ飛ばしていくか、どっちでいこうかなと考えてはいるんですけど……まあ最終的には、自分流でぶっ飛ばしていくんだろうなと思ってます」
言葉の壁も大きなテーマだ。現在は韓国語の勉強を始めたばかりだという。
「一番最初に覚えた言葉が『モルゲッソヨ(わかりません)』です。日本に来る外国人選手も、何かあったら『わからない』って言うじゃないですか。まずはそこからだなと」
そんな軽口を交えつつも、韓国のファンに少しでも親しみを持ってもらえるようにという思いも込められている。
生活面では、かつてソフトバンクで同僚だったリック・バンデンハークから、韓国生活について助言を受けている。
「バンデンハークとは今もよく連絡を取っています。家族で韓国に住んでいたので、子どもの遊び場や生活圏、逆に『あまり行かないほうがいい場所』まで、かなり具体的なアドバイスをもらっています。うちも家族で行くので、生活面の話はすごく参考になりますね」





