KBOに挑む武田翔太が摂津・大隣から学んだ投球哲学 韓国野球の違いにも自然体で対応「うまく使えたら楽しい」
武田は摂津や大隣ら先輩から多くを学んだ(C)産経新聞社
「僕が1年目に8勝できたのも、摂津(正)さんと大隣(憲司)さんのおかげなんですよ。1試合目より2試合目、2試合目より3試合目の方がバッターって崩れるんで。だから3試合目に出てくる若いピッチャーが、あまり何も考えなくても抑えやすくなる」
今度は、自分がその役割を担う番だ。
「先発ピッチャー陣が組んでそれをできれば、2勝1敗でいける。2勝1敗でいけたら、最終的に優勝できる」
言葉の壁はあるが、「通訳が一番大変ですね。筋肉の名前とか分からないと話が進まない。だから、解剖学の本を買って勉強してるんです。プロやなって思いました」と信頼できる通訳もいる。家族も合流し、韓国での生活にも徐々に慣れてきたのか、「人がおせっかいで優しすぎる。子どもの足とか出てると、知らない人に普通に怒られて、直される」と文化の違いに笑いもこぼれた。
そんな中で迎える開幕戦、韓国での「最初の1球」については「全く意識はない」と即答する。
「僕的には、2勝1敗になった時に『はい、終わった』って感じでいいかなと思うんで。いつも通りの投球ができればいい。それだけです。良くも悪くもなく、それくらいが一番いい」
新天地でのシーズンに、気負いは全くない。流れを作り、次へとつなぐ。その役割を担う自覚とともに、武田翔太はマウンドへ向かう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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