カブスの契約権利破棄は「理解できない」 元MLB捕手が今永昇太のFAに愕然「あのピッチングに価値がないなんて言えるか?」

タグ: , , , 2025/11/7

カブスで実績を積み上げてきた今永(C)Getty Images

 急転直下のFAから約2日。やはりカブス側は再契約に向けた動きを見せた。

 現地時間11月6日、MLB公式サイト『MLB.com』や、米スポーツ専門局『ESPN』など複数の米メディアが、カブスが今永昇太に対してクオリファイング・オファー(QO)を提示したと一斉に報じた。

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 再契約となるかが注目される。今オフの今永をめぐっては、カブスが3年総額5700万ドル(約87億7800万円)の契約延長オプションの権利を破棄すると、今永側も来季年俸1500万ドル(約22億9000万円)の単年契約締結の権利行使を拒否。これによってFAとなり、移籍市場の注目銘柄となっていた。

 もっとも、カブス側にとって契約延長オプションの破棄は必然とも言えた。というのも、来季に32歳になる今永の25年成績はサイ・ヤング賞候補の5傑にノミネートされた1年目からダウン。また、オプションには全球団へのトレード拒否権なども付帯しており、ペイロールのバランスを考慮しても負担は小さくなかった。

 とはいえ、カブスにとっても貴重な戦力ではある。今季の規定額である1年2202万5000ドル(約33億9000万円)であれば、今永側も納得するのではないかと踏んだのだろう。

 ただ、12年にQO制度が導入されて以降、MLBで再契約を受け入れた選手はわずか14人しかいない。そのため、サイン締結となるかは不透明な情勢ではある。

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