カブスの契約権利破棄は「理解できない」 元MLB捕手が今永昇太のFAに愕然「あのピッチングに価値がないなんて言えるか?」

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 仮にFA流出となれば、成績が落ち込んでいたとはいえ、カブスにとっても小さくない痛手だ。そのため、今回の契約を巡る球団幹部の判断を疑問視する声もある。

 元MLBの捕手で、現役時代に通算2043安打を放った名手AJ・ピアジンスキー氏は、自身がホストを務めるYouTubeチャンネル番組『Foul Territory』において「これは正しい判断だったと思うか」と問われ、「ありえない。俺はショウタ・イマナガに3年5700万ドルの価値は十分にあると思ってる」と断言。そして、球団側の決断を糾弾した。

「イマナガのピッチングを見たら一目瞭然だ。あのピッチングに価値がないなんて言えるか? それに彼にはマーケティング面での効果も少なからずある。それは忘れるべきじゃない。だから、俺はカブスがオプションを行使しなかった理由がマジで意味が分からないよ。もっと安くできると思ったのか? 正直に言うぞ、全然理解できないね」

 さらに「こんな展開は想像もしてなかった。まさにサプラーイズって感じだ」と目を丸くして驚くピアジンスキー氏は、「もしも自分がカブスの人間なら、もう実力も、人間性も優れていて、あの球場でずっといい投球をしている選手に『年間1900万ドル(約29億2600万円)の価値もない』とは言えない」と指摘した。

 QO提示を拒否してFA市場に出るとなると、獲得球団がドラフトの上位指名権をカブスに譲渡しなければならないリスクも伴う。そうした情勢下で今永はいかなる決断を下すだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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