クラブハウスを沸かせた今永昇太の男気スピーチ、日本人新人投手の球宴登板なら野茂以来2人目の快挙に
なお野手も含めれば、カブス新人の選出は2015年のクリス・ブライアント以来という。2008年には福留孝介も、カブス新人野手としてオールスターゲームに選出された。
3、4月には4勝0敗、防御率0.98と支配的な投球をみせて月間最優秀新人を受賞した。その後、大量失点した試合もあったが、ここまで16試合に先発して7勝2敗、防御率3.16。91イニングを投げて、それを上回る92三振を奪い、四球は15個にとどまる。何より一度も負傷者リスト入りすることなく、先発ローテーションを守り抜いてきた。
チーム内ではエース格のジャスティン・スティールは13先発で防御率2.95も、1勝3敗止まり。ハビエル・アサドは今永と同じ16先発で防御率3.04ながら、4勝3敗。ジャーメソン・タイロンは14先発で防御率2.99ながら5勝4敗と、投球内容と結果の両方で今永を上回る先発投手はいなかった。
日本人投手では新人年の選出は6人目。先発を任された1995年のドジャース・野茂英雄は別格として、2007年のレッドソックス・岡島秀樹、2012年のレンジャーズ・ダルビッシュ有、昨年のメッツ・千賀滉大は登板機会がなく、2014年のヤンキース・田中将大は右肘の故障で辞退を余儀なくされた。マウンドに上がれば、日本人新人投手の登板は野茂以来2人目。その時が訪れれば、日本のファンも大いに盛り上がるのは間違いない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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