伝説級の扱いをされず…ソン・フンミンのサウジ移籍報道に母国は衝撃 韓国代表FWの去就に渦巻く“懐事情”「移籍金は想像以上に」
とりわけ小さくない衝撃が生まれているのが、韓国国内のメディアだ。日刊紙『朝鮮日報』は「大衝撃! トッテナムはソン・フンミンをレジェンドの扱いをせず、お金だけで見ている」と銘打った記事を掲載。「メジャータイトルも手にし、選手としての名誉もすべて手に入れ、考えが増えるのは仕方がない」とした上で「ソンは依然として莫大な商業的価値を示しているが、財政的な観点から、トッテナムは再建資金を必要としており、彼はクラブの新しい方向性に合致しない可能性がある」と嘆いた。
一方で「最高規模の移籍金を回収するのはこの夏しかない」とクラブの判断に理解を示す声もある。韓国のポータルサイト『OSEN』は「現時点で彼を売却しなければ、翌シーズン以降はフリーで別れられてしまう」と指摘した。
ただ、同メディアは「ソンは今も象徴的資産として評価されている」とも論じ、トッテナムが過去4年間で3回も韓国でプレシーズンツアーを実施していることを指摘。「韓国でのプロジェクトは毎回のように商業的に膨大な成果を収めている。アジア市場を攻略する強力な手段となった計画の中心にある人物がまさにソン・フンミンなのである」と、無暗に韓国代表FWを売り出せない“懐事情”を伝えた。
「トッテナムはソン・フンミンを単純なアタッカーと見なしていない。彼は『移籍市場における資産』ではなく『グローバルマーケティング専用の資産』と認識されてもいるのだ。ゆえにクラブ内部には売却に消極的な者もいる。ソン・フンミンは単に競技力だけでなく、ブランド価値の面でも球団内の誰とも取り替えにくい選手となっている。そうした多様な要素を根拠としてトッテナムが彼の移籍金を想像以上に高く設定する可能性は大いにある」
様々な事情が複雑に絡み合いそうなソン・フンミンのサウジ移籍。いずれにしても、契約するとなれば、その規模は計り知れないものとなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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