深まる疑惑…カナダ女子の”ドローンスパイ問題”が男子にも波及 コパ・アメリカでも「ドローンを使おうとした」とCEOが発言【パリ五輪】

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カナダ女子は3連勝。勝ち点6を剥奪されたにも関わらず、グループステージを突破した(C)Getty Images

 ドローンを使用して相手チームの非公開練習を“盗み撮り”していた疑いで調査されていたカナダ女子サッカー。その後、ベヴ・プリーストマン監督を含む3人のスタッフが1年間のサッカーに関わる活動を禁じられ、カナダ・サッカー協会には31万3000ドルの罰金が課されている。また国際サッカー連盟(FIFA)からは勝ち点6の剥奪処分を受け、これについてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に上訴したものの、7月31日に棄却された。

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 この件について元カナダ女子サッカー代表のクレア・ラスタッドは、「フェアプレーの概念が侵され、不正行為があったのだから、結果にもとづいた結末は正しいものだ」と自国の古巣ではなく、CASの決断を支持している。英紙『ガーディアン』が報じた。

「FIFAが即座かつ決定的に動いてくれてよかった。そして今後も、同じようにしてほしい」とラスタッドは続けた。

 ただし上訴はコロンビアとのグループA最終戦の数時間前に棄却されたため、「勝ち点数はチームの準備に大きな影響を与える」とラスタッドは不安も吐露。しかし最終的に、カナダは1-0の勝利を収め、3連勝で決勝トーナメントに進出している。

 上訴が棄却される前に、プリーストマン監督は事件後初の公式コメントを出し、「完膚なきまでに傷心している」と言った。また今大会で一度もチームの采配を振るわなかった指揮官は、自身の関与を否定しているという。

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