開幕から1か月、ドラフト1位選手の状況は? 度会隆輝のインパクト、「東都神セブン」は明暗分かれる
■ソフトバンク・前田悠伍は3軍で初先発
高校ナンバーワン左腕だった前田悠伍(大阪桐蔭高→ソフトバンク)は、4月20日の2軍・広島戦(タマスタ筑後)でプロ初登板。失策が絡み1回2失点の内容だった。翌週の3軍韓国遠征では初先発に挑戦し、高陽ヒーローズを相手に3回無失点の好投を見せている。
前田と同じく高卒ドラ1の横山聖哉(上田西高→オリックス)は4月中旬に2軍デビューを果たし、打率.348、5打点の好成績をマーク。WBC戦士・髙橋宏斗(中日)から走者一掃の適時打を放つなど、将来が楽しみな大型遊撃手だ。
ロッテのドラフト1位・上田希由翔は、明治大の4番打者を務めた勝負強さを早速1軍でも発揮している。4月2日に昇格すると、4日のソフトバンク戦(ペイペイ)で初安打、12日の楽天戦(楽天モバイルパーク)で初打点。次は初本塁打を見たい。
桐蔭横浜大から楽天に入団したサウスポー・古謝樹は2軍で「無双」中。防御率(0.86)、勝利(3勝)、奪三振(38個)でリーグトップを走っている。出どころの見にくいテークバックから投げ込む速球は威力抜群。1軍デビューの日はそう遠くないだろう。
[文:尾張はじめ]
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