「池山ヤクルト」が補強すべきドラフトの注目選手は “競合必至”のアマ球界No.1スラッガー、2位には即戦力の「豪腕」指名も
他の内野手では、「侍ジャパン」大学代表にも選出され、広角に長打を打ち分けることができる谷端将伍(日本大)や、左打ちのスラッガーで小田康一郎 (青学大)らもおり、社会人では高橋隆慶(JR東日本)も本塁打の魅力を備えた選手だ。
1位に長打が期待できる内野手を指名できた場合、2位では即戦力投手を狙いたい。ヤクルトは「13番目」に指名できるため、先発候補としてもし残っていれば、最速156キロ右腕の藤原聡大(花園大)、最速152キロ右腕の齊藤汰直(亜大)に注目だ。
他にも、非公式ながら最速164キロを計測したことがあるという右腕の堀越啓太(東北福祉大)、リリーフから先発でも力を発揮してきた左腕の岩城颯空(中大)、社会人右腕の冨士隼斗(日本通運)ら三振を奪える豪腕は、パワーピッチャーの少ないチームには魅力的だ。
池山新監督は来季、先発の柱と呼べる投手を待ち望んでいる。その中でも「奥川(恭伸)、高橋奎二。この2本がしっかりしないといけない」と、24歳の奥川、28歳の高橋の奮起に期待した。彼らに続く「未来の柱」を指名していきたい。
また、高校生野手にも注目したい。豪快なスイングが魅力の大型三塁手で右打ちの櫻井ユウヤ(昌平)は、高校通算49本塁打を放ってきたスラッガーだ。他にも強打の遊撃手である今岡拓夢(神村学園)、身体能力が高く内外野を守れる大型内野手・新井唯斗(八王子)は俊足も持ち味だ。
90年代のヤクルト黄金期を支えた池山新監督が、自身と同じチームの主軸になれる大型内野手を補強し、エース候補を指名できれば、チームの未来を明るく照らせるはずだ。
[文:別府勉]
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