藤川新体制の阪神が指名すべきは金丸夢斗の一択!? ”鳥谷超え”の宗山ではなく左腕獲りが求められる理由

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山田や小幡ら1軍での競争が見たい遊撃手は揃っている印象だ。(C)産経新聞社

遊撃手の上位指名は必要なし?

 そのほかに補填すべきは、捕手だろう。

 矢野燿大体制下(2019年~22年)で、梅野隆太郎と坂本誠志郎による二頭体制を確立させたが、来年に梅野は34歳、坂本は31歳を迎える。2軍には、今季に打率.321、OPS.920のハイアベレージも残した高卒3年目の中川勇斗や、1軍での出場経験もある榮枝裕貴など人材がいるが、競争力を高める意味でも戦力の拡充を図りたいところだ。

 そこで推したいのは、今ドラフトで「高校No.1捕手」の呼び声もある箱山遥人(健大高崎)。強肩とスローイングの良さに定評があるティーンエージャーは、「超高校級」と言われる長打力も魅力。確実性に課題はあるが、裏を返せば、伸びしろがあるということでもある。2軍で時間をかけながら数年後にトップを脅かす存在になれば、阪神の黄金期は続くはずだ。

 今秋のドラフトは「宗山ドラフト」とも言われるように、即戦力の遊撃手である宗山塁(明治大)の存在は大きな注目を集めている。こと阪神にとっても、東京六大学野球でリーグ通算116安打を記録し、球団OB・鳥谷敬氏の記録を抜いた遊撃手は喉から手が出るほど欲しい人材だ。木浪聖也の不振が響いた遊撃手はテコ入れの必要があるポイントで、複数メディアでも宗山を1位指名する可能性が論じられてもいる。

 だが、ここではあえて宗山の「1位指名」を推さなかった。というのも、すでに阪神には1軍での経験を持つ小幡竜平を筆頭に、山田脩也や百崎蒼生など将来性のある高卒の遊撃手はいる。今オフに遠藤成を戦力外にした背景から内野手の指名は確実視されるが、遊撃手の大物を指名しに行く可能性は小さいと考える。

 いずれにしても、若虎の台頭は、藤川監督による新体制の肝ともなる。その意味でも、今秋の阪神のドラフト戦略は興味深いものとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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