巨人、新・勝利の方程式に急浮上!佐渡島生まれ、育成出身の豪腕が凄すぎる
原監督によるリリーフ陣の再整備は着々と進んでいるようだ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
徐々に底力を発揮してきました。
交流戦を11勝7敗の貯金4で終えた巨人です。開幕ダッシュにこそ失敗したものの、気づけば65試合を終えて34勝31敗の貯金3で3位に浮上。交流戦前、首位・阪神とのゲーム差は9にまで拡がっていましたが、これを5・5差へと縮めることに成功しました。
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スポーツ紙のデスクは言います。
「打線では主砲の岡本が好調であることに加え、不振だった坂本、丸に快音が戻ったことが大きい。投手陣ではブルペンの充実ですよ。『8回の男』中川が怪我から復帰したことで、ゲームプランが明確になった。あとはもう一人、リリーフ陣に頼もしい投手が加わったことが特筆すべきでしょう。菊地大稀です」
菊地は5月27日の阪神戦(甲子園)から9試合連続で無失点を続けており、6月の月間防御率は0・00をキープ。安定感抜群で、首脳陣の信頼も高まる一方です。
前述のデスクは言います。
「菊地がこのまま『勝利の方程式』の一角を任されたら、巨人のスカウト陣やファームの指導者にとっても明るい材料なんです。彼は『育成の星』ですからね」
菊地は新潟・佐渡島の出身。地元の佐渡高校から神奈川大学野球リーグの強豪・桐蔭横浜大へと進学し、ステップアップを果たします。
「桐蔭横浜大は決してエリート集団ではないですが、投手、野手ともに好選手を輩出できる土壌があります。監督さんは元々高校野球の指揮官だったこともあり、人間教育も重視している。4年間で飛躍を遂げ、プロや社会人で活躍する選手も多い。今年の4年生ではサウスポーの古謝樹投手がドラフト上位候補に躍り出て、侍ジャパン大学日本代表に選出されたことも記憶に新しいです」(前述のデスク)