原巨人 ドラ1ルーキー大勢「守護神」浮上でささやかれる「不安の声」とは
まさかの大役を務めることもありえそうだ。
巨人のドラ1ルーキー、大勢投手(翁田大勢=22、関西国際大)は16日の中日戦(バンテリンドーム)の4点リードした9回に登板。この日も最速156キロと豪腕で押し、わずか9球で試合を締めてみせた。
この日は8回にビエイラが登板、9回に大勢という順番となった。先頭の溝脇を1球で中飛に打ち取ると、続く堂上も2球で投ゴロに仕留めた。わずか3球で二死まで追い込むと、阿部も遊ゴロと打ち取り、ゲームセット。ルーキー守護神誕生の可能性について、原監督も「そういう選択肢もないとはいわない」と含みを持たせた。
一時は先発起用まで考えた大勢の抜擢には、苦しい台所事情もある。本来の守護神であるビエイラは8回から登板し、一時満塁のピンチを招くなど、制球に不安を残している。大勢本人は入団時から抑え希望を示しており、「やらせていただけるのならやりたいです」と前向きにとらえている。
一方、この守護神起用に関してはこんな不安の声もある。
「まず一つは体が持つのかという点。抑えともなれば、何試合も連続で投げることになる。さらに今年は延長12回制が復活したことでかかる負担も大きくなる」(球界関係者)とコンディション面を心配する声だ。
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