ヤクルト・池山隆寛監督は「開幕4番」に誰を起用するのか “一振り”で流れを変える期待の若手に言及【独占インタビュー(1)】
し烈な競争を促す中、今キャンプに参加したプロ1年目のモイセエフ・ニキータについては「長打力を秘めた選手。打率こそ低いけど、本塁打は(ファームで)4本。飛距離や、当たったときの打球の速さ、角度は素晴らしいものを持っている。それをより自分のものにして、数多く本塁打を打てる、打率も上がっていく1年にして欲しい」と、未来の「大砲候補」として2年目の成長を期待した。
また、監督就任会見で名前を挙げた澤井廉も一発長打が魅力の選手だ。現在はコンディション不良のためリハビリ中だが「たぶん来年のキャンプには間に合うと思う」と説明した。
「(ファームでの)1年目の活躍をもう一度見せて欲しいし、彼も長打力を秘めた選手なので、これから必要になってくると思う。確実に自分のものにしていくというところが課題になってくる」
澤井はプロ1年目にイースタン・リーグで18本塁打を放ち、本塁打王に輝いた。現役時代に「ブンブン丸」と呼ばれた池山監督のように“一振り”で試合の流れを変えることができる打者として期待がかかる。
「自分自身の憧れでもあるし、チームを救ってくれる“一振り”は嬉しい限り」と池山監督が言うように、通算246発を放ってきた村上の穴を埋めるには、大砲育成は必要不可欠。若い選手を鍛え上げ、スワローズを背負える選手を育て上げる。
[文:別府勉]
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