「なぜ今、オギノなのか?」――幕張の韋駄天が決めた“異例挑戦” チェコ球団GMが語った荻野貴司の獲得背景「プロ意識はエリートレベル」

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ロッテ退団後も現役続行の意思を明らかにしていた荻野(C)産経新聞社

 異例と言える決断が下された。1月19日、昨季限りでロッテを退団した荻野貴司がチェコリーグの強豪ドラチ・ブルノと契約を結んだと発表された。

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 2009年のドラフトでトヨタ自動車から1位でロッテに入団した荻野は、俊足巧打の外野手としてルーキーイヤーから即戦力として活躍。右膝外側半月板損傷や右大腿二頭筋肉離れなど故障に悩まされながらも幕張を沸かせてきた韋駄天は、自身初となる規定打席に到達した19年に打率.315、10本塁打、46打点、28盗塁で、ベストナインとゴールデングラブ賞をダブル受賞。そして21年には史上最年長(当時36歳)盗塁王にも輝いた。

 昨シーズンは1軍出場なく、レギュラーシーズンの終了後に退団。ロッテからはコーチ就任の打診も受けたが、「今後のことはまだ分かりませんが、またグラウンドで元気にプレーをしている姿を皆様にお見せできることを願っています」(球団発表より)と現役継続の意思を見せていた。

 そんな名手は新たな挑戦を決めた。舞台は、チェコだ。昨季の国内リーグ王者であるドラチ・ブルノは公式ホームページ上で「チェコ野球史上最も重要な移籍の一つを完了させた」と発表。「長年にわたって日本プロ野球のスター選手であり、同世代で最も尊敬されるリードオフバッターの一人」と荻野の経歴を強調した上で、その価値を称えた。

「卓越したスピードと直感的な走塁技術を持つオギノは、打線の最前線から相手守備陣に絶え間なくプレッシャーをかける象徴的な存在だ。一塁から一歩踏み出すだけで試合のテンポを変える能力は、彼を日本で最も厄介な選手の一人にした」

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