代理人変更で移籍話が加速! しかし、98億円超えの契約解除金が久保建英の“障壁”に「クボは日本から収入を得るための鍵」
移籍交渉の行方が注目される久保。(C)Getty Images
23歳のサムライは、間違いなくキャリアの転機を迎えている。
現地時間5月27日、ドイツの大手代理人事務所「Sports360」は、レアル・ソシエダに所属する久保建英が新契約を締結したと公表した。レアル・マドリーで異彩を放った元ドイツ代表MFトニ・クロースを筆頭に、各国の名手が居並ぶ同事務所との契約によって日本代表MFを取り巻く空気は一変。今夏の移籍市場でのステップアップに向けた動きが加速している。
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久保はソシエダと2029年6月までの大型契約を締結。この際に6000万ユーロ(約98億1000万円)の契約解除金が設定され、移籍に向けては小さくないハードルが設置された。
もっとも、今季のラ・リーガを11位で終えた同クラブは、久保を重宝してきたイマノル・アルグアシル監督の退任が決定。さらにエリック・ブレトス氏が新たにフットボールディレクターに就任することが明らかになり、再編期に突入した感は否めない。
大きな変化が訪れる中で、久保側がステップアップを試みるのも無理はない。すでに現地メディアでも退団の見方は強まっている。スペインの大手紙『Mundo Deportivo』は「この夏、タケフサ・クボはレアル・ソシエダで最も話題になる選手の一人になる」と断言。「クボは自分の将来をどうするかを決めなければならない。彼は国際的な魅力的なオファーを受けており、レアル・ソシエダにいるよりも多くの収入を得られる可能性があるスペイン国外でも、自分が人気選手であることを自覚している」とした。






